2013年9月4日水曜日

堀江貴文さんの「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った 」を読んでみた。

堀江貴文さんの「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った 」を読みました。

最初はよくある書評なのかなあ、と思って手に取ってみまいたが、
それは異なりました。

堀江さんはライブドア事件に関連して逮捕され、有罪が確定後に刑務所に行ったのは皆さんもご存知のことでしょう。

刑務所ではネットを見ることができないので、本をしこたま読んだそうです。
そして1000冊読んで、それを書評として発表したのがこの本です。

しかし、この本は刑務所で読んだ本の内容を単に紹介しているのだけではなかったのです。堀江さんのビジネスの秘密がこの本には隠されていたのです。

その秘密とは、情報からビジネスモデルを考えることです。
たまたまこの本は、刑務所で読んだ本が情報のもととなっていますが、
本=情報と考えると、堀江さんの情報からビジネスモデルを考えだすヒントを
この本では公開しているのです。

実際にビジネスをしている人は、自分のビジネスモデルの考え方をあからさまにはしないし、これほど分かり易く説明出来る人はいないでしょう。

これに対してこの本で、堀江さんは自らの知識をもとに得られた情報をもとに、ビジネスモデルをどのように考えているのかを明らかにしている。

ビジネスモデルは収益を上げるところまで考えて、はじめて、成功する。
収益を上げられなければ、それは、単なる自己満足になってしまいます。
堀江さんは、どのように収益をあげるかを常に考えています。

また、サイエンス、医学といった分野にビジネスの観点、いわゆるここでも、
いかに収益をあげるか、という視点でビジネスモデルを考えています。

サイエンス、医学といった分野は往々にして、収益は度外視ししがちですが、
どのように収益をあげることができるかが書かれています。
この分野は規制でがんじがらめであるけれでも、そのなかでいかに、規制に影響されないかを、また、常に考えています。
これは一度、刑務所にお世話になっているから、この点はかなり厳しく考えられていると思われます。

この本を読むことにより、情報からビジネスモデルをどのように考えるか、の
よいケーススタディになるのではないでしょうか。







0 件のコメント:

コメントを投稿