鶴瓶さんが司会をつとめている「A-Studio」という番組があります。
このまえたまたま見る機会がありました。
鶴瓶さんが司会で、ゲストを毎回スタジによんでトークを展開する番組です。
鶴瓶さんがゲストの親しい知人や恩師を取材して、
それをもとにトークは展開されていきます。
ここで面白いとおもったのが、
「映像ではなく、写真を使用する」
といことです。
通常であれば、テレビなので、鶴瓶さんの取材時の映像を使用すればいいのに、
この番組では、そのときの写真を使用します。
テレビなのにわざわざ写真を使用する。
ここにこの番組の特徴があると思います。
映像を使用するのは、写真より映像のほうが情報が伝わるからだというのが一般の理解です。しかしもし映像よりもよりその情報が伝わるならば、それを使用することは正しい選択といえます。
この番組では写真なのです。
ただの写真ではないのです。
写真とともに、鶴瓶さんの饒舌な解説がつくのです。
鶴瓶さんの本職は落語です。
落語はしゃべりだけで、人々を笑わせることの達人です。
落語を見ていると、しゃべりだけでその情景がありありとイメージできた、という経験がある
方もいるでしょう。
この番組では、より情報が伝わる手段として、写真を使用しているんだな、
と思いました。
ただ、この手法は鶴瓶さんだから可能になるのであって、
他の番組がまねしても無理でしょう。
映像ではなく写真を使用し、それに落語家さんが解説するというスタイルだから、
競争が激しいテレビのなかで、この番組は異彩をはなっているのだなとおもいました。
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