2013年9月28日土曜日

誰に責任があるのか判断するのは難しい

東京は秋晴れで、とても清々しい。
空気は澄み切っていて、この前までじめじめしたのがうそのようだ。

今朝のnewsでこんな記事をみかけた。
ランボルギーニが市道を走行中に、道路に穴があいており、
そこにはまった際に、車体の下を傷つけてしまった。
車の所有者が市を訴えたところ、200万円の弁償を勝ち取った、
というものである。

このニュースを聞いて、ちょっと違和感を感じた。
自分が歩いていて、道に穴があいており、そこを通ったら、
穴に落ちて、けがをしてしまった。
その治療費を、その所有者に請求し、お金をもらうようなものだ。

また、たとえば、高速道路のぽっかりと穴があいており、
そこを通行した車が穴にはまり、車が大破して運転手が死んでしまった。
これは誰の責任になるのか?
おそらくこれは高速道路を管理している団体が責任を負うのだろう。

翻って、ランボルギーニは市道を走っているのだから、
市道の管理者は市である。
したがって、市は市道を適切に管理しなかればならない。

しかしなんでもかんでも、所有者が適切にそれを管理しなければならないとなると
やっかいなことになる。

たとえば、山奥の道では、管理が行き届いていない道路もあると思われる。
そこの道路に穴があいていたらどうだろう。
やはり管理者である、公共団体の責任なのだろうか。

たとえば、歩道をあるいて、道路に出っ張りがあり、そこを歩いた
老人がそれにつまずき転んでケガをした。
されこれはだれに責任があるのだろうか?

このようなことをすべて市の管理責任を問う世の中になってしまったら
どうなってしまうのだろう、という不安がある。

こう考えてい見ると、この判決には釈然としないものもある。

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