2013年10月19日土曜日

宝くじの還元率は45.7%を知っていましたか?

年末ジャンボの一等が4億円から5億円に増額されました。
これは売り上げが2年連続して減少していることを防ぐための処置
らしいです。ですから、前後賞と合わせると7億円ということになります。

7億円というとものすごい金額です。
もし、もし、もし、当たってしまったら、この先は働かなくてもいいでしょう。

皆さんは、宝くじの還元率は知っていますでしょうか?
還元率とは、当選金÷売り上げ=還元率、をいいます。
総務省の発表によると、http://www.soumu.go.jp/main_content/000084191.pdf#search='宝くじ+還元率' 平成20年は、売上1兆149億円に対して当選金4758億円でした。そして実行還元率は45.7%となっています。

つまり、10,000円の宝くじを購入すると、4,570円が国民の財布に入って、5,430円が国の取り分ということになります。この4,570円の部分は殆ど一人が総取りの形です。

この数字だけだと、へー、ということで、7億円が当たるかもしれないと思うと、
宝くじは勝手もいいかなあ、と思ってしまいます。

しかし、ちょっとまってください。実は宝くじは公営ギャンブルのなかで、一番割が合わない、勝てないギャンブルなのです。

これを証明するには、他の公営ギャンブルを比較してみることにします。
サッカーくじは49.6%、競馬競輪オートレースは74.8%の還元率となっています。
これらを比較してみると、いかに宝くじが割の悪いギャンブルか分かると思います。

ちなみに民間のギャンブルであるパチンコは92〜95%の還元率らしいです。

では、なんで宝くじの還元率が他のギャンブルより還元率が低いかというと、
それは還元率が法律で定まっているからです。
宝くじの払い戻し金は、発売総額の100分の50以内(法第5条)と決まっています。

「1等の当選確率は、1000万本を1ユニットとして販売し、1ユニットの中に1等が1本あります。従って、1等が当たる確率は1000万分の1です。発売枚数が変わるということは、発売ユニット数が変わるということなので、確率は変わりません。」
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7999968.html 教えて!gooより

還元率50%以下で、1等当選確率が1000万本を1である宝くじは理論的には、
買うべき商品ではないです。
しかし7億円と言われると、ついつい手が伸びてしまいます。




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