つい先日、少年が公園で古い土器の破片のようなものを発見しました。
少年はそれが何かわかりませんでしたが、とても重要なもののように思いました。
そこで、学校の先生に相談することにしました。
普通の先生だったら、どれどれちょっと見てみるけどただのゴミだろうと思う所ですが、
実はその先生は自分が過去に古代の鏃を発見したという経験を持っている人でした。
先生がその破片をみると古代の青銅器の破片によく似ていたのです。
そこでその先生は、文化課へ写真をとって連絡しました。
するとその文化担当者は、青銅器の一部であり、2000年前のもので、国の重要文化財にしていされていることを確認しました。
なんと夢のある話なのでしょうか。
私自身、少年時代に公園や野原で拾ったものを、何か重要なもののである気がして
大切な宝物にしていたことを思い出しました。
往々にしてその宝物は世間的には何も価値がないものです。
しかし本人にはかけがえのないものだったのです。
今回の少年は、それが結果的に、世間的にも重要な国宝ものだったのです。
そのような少年少女の宝は、全国いや世界にたくさん眠っていることでしょう。
最後に少年のインタビューを見たのですが、
「たしかに自分の手元からこの青銅器が離れてしまうのが残念ですが、
国の宝をみなさんに見てもらえることのほうが嬉しい」
といっていました。
秋の清々しい空気があたりをただよっていました。
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